9月22日王永徳先生の最終講義「江南絲竹から始まる二胡独奏曲の歴史と展望」に向けて、上海音楽学院 王永徳先生の所に打ち合わせとレッスンに行ってきました。
聞韶系招聘委員の今回の委員長澤田雅子氏と逐語録担当の山中麻妃氏と3人で行って参りました。上海では、通訳の田島十糸子氏とも合流。奥様の孫先生にもお目にかかることができました。
二胡独奏曲の歴史と変遷は、日本にいる我々には、とても重要な観点で、曲を一曲一曲先生から学ぶと同時にこの観点を持つことができれば、自分が今何を学習しているかを客観的に知ることができます。
このテーマの企画者として、日本の皆さまに王先生の講義にご来場下さり、誠にありがとうございます。この企画も4年にして最後の探索期を迎えます。
初創期・発展期・興旺期・探索期の4期にはそれぞれの特徴があり、中国の社会状況の変化、曲の構造の変化、楽器の改良、奏法の変化など、歴史上、様々な特徴があります。これを知って楽曲をひくのと、しらないで楽曲をひくのとでは、曲への理解の深度は、全く違ったものとなると感じます。
王先生には、長きに渡り、講義をして頂き、心から感謝しております。また、この短い時間では、足りないとも思い、招聘者一同協力し、王先生には逐語録に加筆をしてもらい、本を制作するまで、がんばろうということになりました。
皆さま、9月22日ご来場、心よりお待ち申し上げております。
追記 上海音楽学院の門前にくまモンが。